初めての邦楽演奏会に参加して

2010/09/17 13:49 に 茨城同窓会 08A が投稿   [ 2010/09/17 13:50 に更新しました ]
中学生による邦楽フェスティバルが下記のように開催され、参加しましたので、感想を述べたい。
                   市川 岩男

ーーーーーーーーーーーーーーーー記ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1. 日 時  平成19年3月17日(土) 13:00~15:30
2. 場 所  足立区役所  庁舎ホール
3. 構 成
� 開会挨拶
� 中学校の邦楽教育について(パネルディスカッション)
 コーディネーター 徳丸吉彦 (放送大学東京足立学習センター所長)
 パネラー     薦田治子 (武蔵野音楽大学教授)
           野尻和以山(足立区三曲協会会長)
           千葉俊治 (足立区立第十四中学校長)
           林 伸宏 (足立区立栗島中学校長)
           菊池麻友 (足立区立第十四中学校邦楽部長)
� 中学生の演奏
 演奏する中学校
   足立区立第十四中学校・足立区立第十一中学校・足立区立第四中学校
   足立区立第五中学校 ・足立区立竹ノ塚中学校・足立区立栗島中学校
   足立区立亀田小学校(客演)

� プロによる模範演奏(解説 徳丸吉彦)
  NPO日本音楽国際交流会  演奏曲目
              六連星
              三つの断章から・紫苑・他
  足立区三曲会        八千代獅子・他

               主催 足立区立中学校音楽教育研究会
               共催 足立区教育委員会・足立区三曲会・NPO日本音楽国際交流会

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<以下感想>

 邦楽だけを専門に聴いたのは今回が初めてです。
 オーケストラの様に音の強弱や旋律、これでもかと言わんばかりに次から次へと畳み掛ける様に音そのものが襲って来るのは、それはそれで西洋音楽として聴くに価値のあるものとして良いのですが、音だけを聴くのと違って、琴は平安時代は箏とも書き、近世以降は琴と云う字が多用化されている十三弦からなる楽器で、その弦から発する音色は軟らかく響き、高い音から低い方へ、または逆にも流れるが曲節と曲節、或いは音と音の間の隙間に隠れた一瞬の無音帯も曲として聴かす様な旋律の流れは静の世界へ誘え込まれた様で、音無き音も聴けると云う、言え知れない喜びを感じました。

 さて琴(箏)は十五本の弦のものもあるそうだが、今では西洋音楽の影響を受けて、昭和初期の箏曲家で作曲家でもあった箏の名手で「春の海」「秋の調」で有名な宮城道雄先生によって十七弦や八十弦が生まれたそうだが、八十弦は世にあまり知れ渡っていないようですが??。

 本数が多くて長い弦から出る低音は音楽に必要部分をカバー出来ているが、音に可愛らしさが消えてビオラに似た低音になり、琴(箏)らしく無い様に思われるが合奏には奏者が左手を体ごと大きく左側へ移動させて弦に触れ低音を弾いて大切な役目を果たしているので、是非受けとめたいです。

 ところで今回の演奏に先立って行われたパネルデスカッションの題目は【日本音楽を演奏しよう】で、放送大学足立学習センター所長の徳丸吉彦先生が、薦田治子NPO日本音楽国際交流会監事、野尻和以山足立区三曲協会長、各中学校校長と学校の邦楽部長等五人のパネラー等のコードネーター(直訳では調整役だが、司会と進行係の仕事かも)としての外に、全体の統括指導の役としても動かれて居たし、西欧の中年女性の方とも挨拶を交わされて居るなど、結構、邦楽も国際的に関心の的に成って来ているらしい。
 そして徳丸先生はNPO日本音楽国際交流会の理事をされて居り、邦楽普及に熱心な方に見えました。

 さて今日の本題である中学生の箏(琴)の合奏の力量は男の子も二名参加して居た学校もあるなど、また足立区立第十四中学校には邦楽部があって部員十七名も居るそうで、参加五校が「さくら」「春の日」「花筏」などを演奏、さらに驚いたのは区立亀田小学校六年生十名による「大きな古時計」の合奏が琴(箏)にピッタリの曲に成って居たのには驚きでした。

 また琴は台に載り、奏者は椅子、服装は白い揃いの背広に似たジャンパー姿で違和感が無く、よく似合って居たと思う。何時の時代でもそうだが若者は外形や姿にこだわるから、この様な点にも留意すれば彼等を通して邦楽発展に繋げるだろう。

 だがこの点からの効果は無ではないが、真価を識る子に育てるキッカケに成るのは否定出来ないから大いに参考にした方が良いかと思う。この事についてはパネルデスカッションでは話題に上がっていなかったのは残念であった。

 また身内だけの討議はあまり効果は期待出来ない。父兄は勿論愛好者の力も頼りにする必要があり、演奏会の回数も多い方が良い。最後の曲は琴では高音四台、低音二台、三味線(三弦)三器、尺八二器でのプロによる模範演奏で「八千代獅子」の合奏から奏でる音階の律、テンポなどの流れる様な日本的旋律は舞台の背景ともよく溶けて込んで、会場から割れんばかりの拍手を浴びてました。

 やはり国際都市東京だけに、邦楽の世界が若い人の間にも立派に生きて居るんだなぁーと強く感じ、田舎に少し長く住むと久しぶりの都会は足立であっても大都会に見え、公共の建物の大きさや中の設備、交通機関の便利さとその運賃の安さ等も田舎とは雲泥の差で、やはり戻り住んだ方が良いかなとチョッピリ後悔が浮かびながらも、今日此処に来て良かったと思いました。

 さてここで話を変えて・・・生徒は演奏には興味示して居たが正座が苦手だとして居るから、琴を台に載せ椅子使用で演奏させるようにすれば、もっと普及するのではと思った。

 また演奏前の準備は大変な様だが、琴一台毎に台と一対にセットしてあれば準備のための時間や労力が省けられ、聴く側からもスマートに見えて格好が良くなるのでは???。

 考えて見れば茨城県は水戸学発祥の地で隠れた邦楽奏者が居るのではと会長へメールを送ったら会長自身と前会長の細川氏が尺八奏者でした。歴史上から水戸近辺は邦楽愛好者が大勢居るので本格的な邦楽フェステバルを会長中心に同窓会主催でやられては如何てすか?この後にくろねこ便が配達されて来ました。会長は一番良く写ってました!!!!。
             (市川氏寄稿 (2007/3/20携帯より会長宛にメール頂く))
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